以前のDTM(デスクトップ・ミュージック)は、MIDIシーケンスソフトとオーディオ編集ソフトの2種類に大きく分けられました。
でも今ではDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)として、MIDIシーケンスやMIDI録音(MIDI信号の読み取り)からオーディオ・ファイル編集、マスタリング、ファイル形式の変更など、ほぼ行えます。
その反面、このソフトで出来ることが他のソフトではできない、得意・不得意の分野がソフトウェアごとに明確になりつつあります。
ギターの練習をPCでやってみたい、録音してみたい、編集してみたい。ほかの楽器でも、或いはボーカル録音でも、しかし手に入れたのはいいけれど、出来ないことが多いソフトウェアも市販されています。
このBlogで僕が紹介するのは、ギターを含めた楽器の録音方法・編集方法・ほかの楽器とのミックス方法・最終的なマスタリングまで、無料のソフトウェアをまたいで完成させる方法です。
最初特に必要なものは、楽器(ギターやベース・キーボード)とPC(Win/Mac)のみです。
あると便利なもの、ASIO対応のオーディオデバイス、マルチエフェクター・マイクなどあります。ですが必須ではありません。
必要に応じて拡張していってください。ソフトウェアが無料で使えるので、その費用を楽器や接続デバイス、または実際にコンサートやライブやクラブへ行って音楽を体感することへ投資して下さい。
最初に導入するのはDAW、energyXT2.7のDemoバージョンです。
下記のURLから自分の環境にあったソフトを導入してください。
ダウンロードページから赤枠内のファイルもダウンロードしてください、音ネタやプリセットです。
インストールの手順に従い無事終了すると、OSシステムCドライブのProgram FilesにenergyXTのフォルダが出来ているはずです。
このフォルダを開いて、VSTとVSTFXの二つのフォルダを新規作成してください。
次のドラムキットMt POWER DRUM Kit 2を入手します。
下記URLからこれも自分の環境にあった物をダウンロードしてください。ダウンロード終了後このページを再び訪問しソフトウェアのアクティベーションを行います。
無事にダウンロードが終了したら、Zipファイルを解凍し、先ほどenergyXTのフォルダに作ったVSTフォルダに貼り付けます。
デスクトップに作られたenergyXTのアイコンをクリックし起動しましょう。
数種類のプロジェクトタイプがありますが、今回はGuitar projyctを選択しましょう。プロジェクトが開いたら左端のブラウザーにPluginsが見えるはずです。この中からVSTを選び、先ほど貼り付けたMt POWER DRUM Kit 2をトラックの赤枠にドラックアンドドロップしてください。
Trackに認識されるとオレンジ色でプラグインの名前が表示されます。それをダブルクリックするとMt POWER DRUM Kit 2が開くのですが、初期設定で認証しなければいけません。この画像で加工を加えた部分に、ユーザーのPCIDが4桁で出ているはずです。その数字を先ほどダウンロードしたページで入力します。コピーペーストは出来ないので自分の手できっちり入力してください。
するとアクティベーションコードが発行されます。これはコピーペーストできるので、上の画像の空いた部分にコードを貼り付ければ認証完了です。
このMt POWER DRUM Kit 2をどうやって使えばいいか?これは動画にしました。こちらを参考にしてください。
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今日はここまで、次回はFreeのギターアンプの導入と録音の仕方を書いていきます。